アイオワ州党員集会後の展開

アイオワ州党員集会を受けて、共和党の各陣営では様々な動きが起きています。

ロムニー候補の陣営は前回の共和党大統領候補であるマケイン上院議員からの支持をとりつけました。マケイン上院議員は前回のニューハンプシャー州予備選で勝利しています。

サントラム候補はアイオワ州での躍進を受けて保守系有権者からの期待が高まっています。しかし、選挙資金の不足と選挙組織の構築の遅れが課題となっています。

選挙戦からの撤退の可能性も報道されていたペリー候補はTwitterで選挙戦の継続を投稿しました。ニューハンプシャーの次に予備選が行われるサウスカロナイナ州を主戦場に定めています。

得票率が5%に留まったバックマン候補は選挙戦からの撤退を表明しました。ティーパーティーからの支援を受け、昨年夏は世論調査で上位に入るなど、保守系候補の中で期待を集めましたが、季節の変化とともに支持率が低下していきました。

アイオワ州党員集会を事実上棄権したハンツマン候補はニューハンプシャー州に焦点を絞り選挙戦を続けています。しかし、ニューハンプシャーではロムニー候補が圧倒的な支持を集めているため、逆転するのは厳しい情勢になってきています。

アイオワ州党員集会は生き残る候補者を決める選挙であるとも言われていますが、次のニューハンプシャーに向けて各陣営の攻防が激しくなっていきそうです。

Romney, Santorum on top as GOP race shifts to New Hampshire
http://edition.cnn.com/2012/01/04/politics/gop-presidential-race/index.html?hpt=hp_t1

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アイオワ州党員大会

共和党大統領候補を決めるアイオワ州党員大会において、ロムニー候補(前マサチューセッツ州知事)がサントラム候補(元上院議員)に8票差で勝利しました。開票率が99%の段階でも勝者が確定せず、分刻みで一位と二位が入れ替わったのは異例な展開です。

一位になったロムニー候補は、民間の投資会社やコンサルティング会社の経営者、ソレトレイクシティ五輪成功の立役者、マサチューセッツ州知事として実務経験があり、今回の予備選では常に安定した戦いを続けています。

二位になったサントラム候補は、選挙戦の序盤では有力視されていませんでした。しかし、アイオワ州で熱心に演説や集会を行い、年末から年始にかけて保守系有権者の支持を急速に集めました。

三位にはリバタリアニズム(完全自由主義)を掲げるポール候補(下院議員)が入り、CNNの入口調査によると、17歳から29歳の有権者から48%を超える支持を集めました。

一時有力視されたギングリッジ候補(元下院議長)とペリー候補(テキサス州知事)は大きく失速し、代議員を獲得することができたものの、今後の選挙戦が厳しくなってきています。ペリー候補は撤退を明言していませんが、メディアからは事実上撤退と報道されています。

予備選の投票はまだ始まったばかりですが、今回、アイオワで勝利できたことにより、ロムニー候補は指名獲得に向けて大きな一歩を踏み出したと考えられます。来週、ニューハンプシャー州で予備選が行われますが、世論調査ではトップにたっています。この勢いを継続させることができれば一気に二連勝することができ、他の候補者に差をつけることができます。

一方、サントラム候補はアイオワで善戦をすることができましたが、選挙を戦い続けるための資金や組織が不足しています。保守的な有権者からは支持を集めていますが、中道系の有権者からも支持を集めないと、指名を獲得しオバマ大統領との選挙を戦うのは非常に厳しくなります。ポール候補はリバタリアンからは支持されていますが、米国大統領として実際に政策を実行とすれば、大きな困難に直面します。

共和党内で保守的な政策は一定の支持を集めることはできますが、民主党のオバマ大統領に勝利するためには、中道的な視点も必要になることが、今後も各候補のポジショニングに大きく影響し続けそうです。

CNN Election Center
http://edition.cnn.com/election/2012/primaries/state/ia?hpt=hp_t1&hpt=hp_t1

The Washington Post – Iowa caucuses
http://www.washingtonpost.com/wp-srv/special/politics/primary-tracker/Iowa/

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政治指導者の年始挨拶(海外編)

以前のエントリーでは国内の政治指導者、民主党の野田総理と自民党の谷垣総裁の年頭挨拶を紹介しました。今回のエントリーでは、海外の事例として、米国のオバマ大統領と英国のキャメロン首相の年頭挨拶を紹介します。

オバマ大統領
Weekly Address: Working Together in the New Year

経済を成長させ雇用を創出するために、一丸となって働くことをアメリカ国民に対して呼びかける内容になっています。現在、米国では深刻な失業率が問題となっており、最新の統計では8.6%を超えています。戦後、米国では失業率が7%を超えた状態で再選したのはレーガン大統領だけと言われており、雇用問題を解決することは有権者にとっても、大統領にとっても非常に重要です。

米国時間では1月3日にアイオワ州党員大会が行われ、共和党の大統領候補を決める予備選がスタートしますが、現時点ではロムニー候補が安定した戦いを続けています。この背景には、ロムニー候補であれば、深刻な経済問題にも立ち向かえるかもしれないという期待も有権者の間にあるからだと考えられます。

キャメロン首相
2012 New Year Message from David Cameron

続いてキャメロン首相の年頭挨拶をみてみます。冒頭の部分では、連立政権がうまくいっていることを強調しています。現代において、英国では二大政党制が中心であり、特に戦後は保守党か労働党による政権が続いてきました。しかし、今回のキャメロン政権は保守党が第一党に返り咲いたものの、過半数を取れなかったため自由民主党との連立政権になっています。

キャメロン首相は冒頭の部分に続いて、今年はロンドン五輪やダイアモンドジュビリー(女王陛下就任60周年)など、英国にとって重大なイベントがあることをふれています。文化外交の視点からみても、ロンドン五輪と王室は英国にとって非常に重要な意味があります。

挨拶の中盤から終盤の部分では、英国が抱えている問題をいかに解決し、将来に向けていかに政策に取り組んでいくのか強い決意をまとめています。

指導者としてのメッセージ

オバマ大統領とキャメロン首相の年頭挨拶に共通していえることは、未来に向けた展望を重視していることです。今年が国民にとってどのように重要な年であり、問題を解決するために一緒に進んでほしいということを呼びかけるかたちになっています。

世界情勢を見渡したとき、欧州経済危機や財政再建、雇用・景気対策、安全保障など、多くの問題が広がっていますが、指導者の役割の一つはビジョンを示し、行動を呼びかけることだと改めて感じます。

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年始の記者会見

今日、夕方ぐらいからCNNを視聴していますが、李明博大統領の年頭演説は何度も出てきますが、野田首相のものはでてきません。

理由として金正日総書記の死去を受けて、朝鮮半島情勢に注目が集まっているというのもありますが、そもそもの問題として野田首相は今年になってからまだ公開の場で記者会見や演説をしていません。言い換えると、流す映像がないのです。

CNNやBBCなどの国際放送をみていると、2011年の重大ニュースとして、東日本大震災に関する映像は年末年始でも繰り返し取り上げられました。先程は、オリンパスのマイケル・ウッドフォード元社長のインタビューがCNNの経済ニュースに流れていました。

日本が国際的に重要な国の一つという認識が官邸にあるのであれば、東日本大震災や原発事故、財政再建、社会保障制度改革、経済連携、景気・雇用対策などの問題に日本がどのように取り組むのか、国際メディアも意識したテレビ演説を年始にする必要があったと思います。

ネットで年頭挨拶を掲載することも大事ですが、国内外の多くの視聴者にメッセージを届けるのであれば、ネットとマスメディアの両方の視点からのアプローチが必要です。

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政治指導者の年始挨拶(国内編)

新年になると政府機関や政党などのウェブサイトに代表者の年始挨拶が掲載される場合が多いです。

こうした新年の挨拶は儀礼的な内容になる場合も多いですが、言葉の選び方や使い方などを分析してみると、政治家としてのパーソナリティや問題意識などがみえてきます。

野田内閣総理大臣 平成24年 年頭所感
http://www.kantei.go.jp/jp/noda/statement/201201/01nentou.html

民主党:野田総理(代表)
http://www.dpj.or.jp/
http://www.dpj.or.jp/article/newyear2012

自民党:谷垣総裁
http://www.jimin.jp/
http://www.jimin.jp/activity/colum/115234.html

 

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